レクサスLSバイヤーズガイド

カタログ上で14種類もある新型レクサスLSのグレード・装備別購入指南!

モデル概要

レクサスLSは、2012年10月にマイナーチェンジ。この「新型レクサスLS」は、新世代のレクサスブランドを象徴するデザインアイコン「スピンドルグリル」をまとったエクステリアの変更が目を惹くが、それだけではない。実にパーツの約半数、およそ3,000点にもわたる個所に変更を受けている。見えるところではLEDヘッドライトや水平基調のダッシュボードまわり、それに安全装置も充実した最新のものを装備している。「走り」でも、“F SPORT”が全グレードに設定されるなど、洗練されており、まさにレクサスブランドのフラッグシップにふさわしいモデルに生まれ変わったのだ。
新型LSは、エンジンでの区分が「LS 460」と「LS 600h」の2つ。「LS460」には後輪駆動(FR)と全輪駆動(4WD)があります。さらに、ボディがノーマルタイプと、120mm伸長されたロングボディ(モデル名の末尾に「L」が付く)に分けられる。

 

装備の差異

以下、ノーマルと比べて、価格をグレードアップしていった場合の比較一覧

 

LS460 / LS600h

<ベーシックでも機能充実>
いわゆる、「素」のグレードだ。それでも、レクサスの、ひいてはトヨタのフラッグシップモデルだけあり、充分すぎるほどの豪華装備は完備している。大きなところではシートがファブリックになっていること。
HDDナビや運転席・助手席独立温度調整式のオートエアコン、クルーズコントロール、アドバンストイルミネーション、パワーシート、プレミアムサウンドシステムといった快適装備に加え、エアサスやステアリング操作を含んだEPS(横滑り防止装置)の上位版であるVDIMも標準装備だ。
LS460とLS600hの違いは、ノイズリダクションホイールやフルLEDヘッドランプが装備される点だ。
LS460、LS600hどちらにしても、本革シートでなくてもよいということであれば、非常にお買い得なグレードといえる。

LS600h(ソニックシルバー)

LS600h
ソニックシルバー

LS600h(ファイアーアゲートマイカメタリック)

LS600h
ファイアーアゲート
マイカメタリック


 

LS600h(SPEC詳細

LS600h(ソニックシルバー)

一般的に燃費がよいと言われるハイブリッドだが、LS600hの燃費は11.6km/L、LS460(4WD)は7.9km/L。その差は3.7km/L。
単純に計算すると、リッターあたり160円で換算しておよそ15万4千km走れば、回収できる(!?)金額だ。(非現実的ですね!)。
もっとも、これは性能が同じであればということで、4.6Lエンジンと、5L+ハイブリッドというパワートレーンの違いは、そのまま、370ps(272kW)と、394ps(290kW)+224ps(165kW)という数値にあらわれる、走りの余裕に反映される。また、ハイブリッドならではの、モーターのみの静音走行も魅力的だ。

 

LS460(SPEC詳細

LS460 version C・I package

いっぽうのLS460も、値段LS600hが搭載するモーターや複雑なハイブリッド機構をもたないので車重が150kgも軽く、これは軽快なハンドリングを実現している。よりスポーティな性格といえる。
また、絶対的に価格が安いのも魅力。予算が限られているのであれば、LS460にしてオプションなどに回すのもあり。

 

460と600h、どちらにするか?-価格で比較

まずは、オプションをつけない素の状態では、
LS460(FR) … 830万円
LS600h(4WD) … 1,050円
差額にして220万円の差があります。
でも、LS600hにはその大きなトルクを受け止めるために4WDしかないので、そこで比較すると、
LS460(4WD) … 880万円
LS600h(4WD) … 1,050円
差額は170万円になりました!
さらに大きな差が出るのが税金。
Ls600hはエコカー減税対象車なので、自動車税が100%、初回の重量税も50%減税される。
この金額はおよそ60万円くらい。LS460の税金は50万円くらいなので、
結局差額は100万円ということになる。

 

LS460 version C / LS600h version C

<シートを本革に>
◆ベース +40万円
シートが本革シートになるパッケージ。シートだけで40万円だが、そのレザーはLSにふさわしい高級品。本革シートになると、下取り査定時に加算対象となるのもポイント。

 

LS460 version C・I package / LS600h version C・I package

<助手席への気遣いオプション>
◆version C +25万円
バージョンCに助手席電動オットマンなどが装備される。夫婦など、主に2人乗車をメインで使うオーナードライバー向けと言え、レザーシートもグレードアップし、ルーフ内装もレザーになる。

LS460 version C・I package

LS460 version C・I package

 

LS460 F SPORT / LS600h F SPORT

<走りを極めるスポーティパッケージ>
◆version C・I package +85万円(LS460)、version C・I package +115万円(LS600h)
今回のモデルチェンジであらたに導入された、スポーツ走行性能を重視したパッケージ。19インチホイールをはじめダイナミックなエクステリアやインテリアが導入される。見た目だけでなく、ローダウンしたサスペンションやブレーキ、アクティブスタビライザーなど走行安定性を重視した機能装備が装着される。
LSのもつラグジュアリー感はそのままに、より若々しい内外装で、そしてドライビングを愉しみたいひと向け。

 

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LS460 version L / LS600h version L

<後席を豪華に>
◆version C・I package +135万円
後席がラグジュアリーに。後席パワーシートや4席独立温度調整式エアコン(通常は左右調整式のみ)、電動サンシェードなど、リアシートの乗員が快適に過ごせる装備が充実される。
後席空間に余裕をもたせるロングホイールベースまでは必要ないものの、お客様を頻繁にのせるひと向け。

 

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LS460L / LS600hL

<余裕ある後席空間>
◆LS460 version L +100万円(LS460L)、LS600 version L +120万円(LS600L)、
version Lの快適な後席装備はそのままに、120mm伸長されたホイールベースを活かして、余裕ある後席スペースを確保。さらに運転支援機能として、レーダークルーズコントロールやプリクラッシュセーフティなど安全性を高める機能を装備。ドライバーのためというよりも、後席にのせる大切なお客様や家族を万一の事故からも守る装備だ。
パーソナル向けには、後席にのせた家族のための車として、ビジネス向けには大切なVIPの送迎などを想定したグレード。

 

LS460L Executive package / LS600hL Executive package

<最高級のリムジン>
◆LS460L +130万円(LS460L)、LS600L +180万円(LS600L)、
左後席に電動オットマンやシートクッションエアバッグを標準装備。オーディオにはマークレビンソンを採用。後席を最上級のおもてなし空間にかえるオプションだ。LS600hL Executive packageの場合には後方プリクラッシュセーフティなど、さらに後席を中心とした最高級の安全装置が備わる。広い後席を贅沢に使った4人乗り仕様も選択可能。
レクサスLSのなかでも最もラグジュアリーなグレード、つまりレクサス(トヨタ)のなかでもっとも豪華なクルマと考えてよいだろう(金額的にはこの上にセンチュリーもあるけど、あれはほぼハイヤー専用車の特殊車両といって過言ではないので除く)。

 

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