Driving Performance
新型GSが求めた「感性に響く走り」。それは、LFAのDNAを受け継ぐ進化した走りのテイストとして、これからのレクサスに継承されていきます。
初代から重ねてきたチャレンジ精神のもと、新型GSは次世代レクサスの中核モデルとして、「感性に響く走り」に挑戦。意のままにクルマを操る楽しさや、期待以上の驚きを与えてくれるもの、そして卓越したブレーキ性能がもたらす安心感により、いつまでも運転していたいと思わせてくれる走りの実現を目指しました。
Grand Touring Sedan レクサスの走りとは
レクサスが提唱する走りのテイストは、「切れ」や「鋭さ」などシャープさを感じさせると同時に、「しっとり感」や「洗練性」、「滑らかさ」、「重厚感」などラグジュアリー性を感じさせる走り。理性に
働きかけるのではなく、本能を揺さぶる走りといえます。そのベースとなるのが、運転席に座ったときにシートを通してクルマの挙動を感じられるFRパッケージならではの乗り味。それは、LFA、Fシリーズ、FRセダンというレクサスブランドの系譜の中で鍛えられ培われてきた走りです。
運転操作に対するクルマの動きの正確性を追求
Grand Touring Sedanとして、新型GSが目指す「感性に響く走り」。その基本となるのは、“運転操作に対してクルマが正確に動き、人と車両の一体感が感じられる”ことです。これにより、意図しない車両挙動への補正が不要になるため「疲れない」。そして「疲れないから時間を感じさせない」。さらに、思いどおりにクルマが動くことで一体感やダイレクト感が生まれ、ドライバーに「操る楽しさ」も提供できます。新型GSの開発では「感性に響く走り」を創り上げるため、この正確性にこだわり、一切の妥協を許さず、クルマ造りの原点に立ち返って基本性能をゼロから磨き上げました。
意のままに操作できる運転環境の創出
運転操作に対するクルマの正確な動きを実現するためには、思いどおりに運転操作ができる環境が必要です。そこで、アグレッシブな走りでも、リラックスしたクルージングでも正確な操作ができ、誰もが自然な姿勢で快適なドライビングポジションが得られる理想的なコクピットの創出を目指しました。人間工学を基本に、ステアリングの角度やグリップ形状に至るまで試行錯誤を重ね、シートでは腰から肩までをしっかりホールドし、アグレッシブな運転でも確実に体を受け止めるサポート機能を充実させました。
クルマの基本性能を一新
「感性に響く走り」の実現にむけて、スタビリティやアジリティ、ロール姿勢、正確なステアリング応答性に着目。クルマの基本性能ともいえるこれら4つの要素を徹底的に進化させるために、クルマの挙動時間をコントロールすることに取り組み、足まわりからボディ剛性に至るまでゼロからの見直しを図り、新プラットフォームと高剛性ボディを開発しました。
ボディ開発では、ドライバーの操作に対して正確に応答するクルマを創るため、コンピュータ解析や剛性データに表れない過渡特性に着目するとともに、過剰な補強材投入による重量増加を避け、かつてない高次元の剛性アップを果たしています。
こうした走りの基本性能の一新は、卓越したステアリング応答性を実現し、正確で瞬時に決まるロール姿勢は、ドライバーに安心感をもたらします。さらに、ボディ剛性の向上は挙動の乱れや唐突な動き、遅れを排除し、滑らかで上質な乗り心地にも貢献しています。