レクサス新型LSに関して、各ウェブメディアの試乗記をご紹介。
web magazine OPENERSでは、なんと試乗記3本でレクサスLSを大特集しています。ライターはアメリカでのインプレッションが島下泰久さん、国内の試乗記が大谷達也さんと小川フミオさん。それぞれのボリュームも豊富で、モデルチェンジの概説からプロによる冷静な分析などあらゆる角度から、LSがわかります。国内のウェブメディアでは絶対お薦めです。
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カスタマイズカーの祭典、東京オートサロンにLEXUSならぬ2UX3Jブースが登場した。
2UX3J な特別な暗号……というわけではなく、「LEXUS」を裏から見たかたちだ。
展示の目玉はスポーツカー、LFAのオープンバージョンだが、新型のLSも鮮やかな色にいろどられ、目を惹くデザインで登場。
Black Leopardと名付けられたこのLS600h F SPORTは、ファッションブランド「クリスチャン ダダ」のデザイナー、森川氏が手がけたもの。触りたくなる、そして温かみを感じるようなデザインということで、実際に表面をみると毛皮のような模様が丁寧に描かれている。
ボンネットのフチには、豹の牙をイメージしたというギザギザが配されているのも目を惹く。
マイナーチェンジとはいえ、現在のレクサスのアイデンティティたるスピンドルグリルを獲得し、大きく姿を変えた、新しいレクサスのフラッグシップセダン「LS」。このLSが、ついに日本に導入された。
サン・フランシスコにて開催された「Lexus Laws of Attraction」というイベントで公開された2013年モデルとなる「レクサスLS」は、マイナーチェンジとはいえ、内装、外装ともに大幅な変更が加えられており、ほとんどフルモデルチェンジと言える程、デザインは従来モデルと異なる。スピンドルグリルの採用をはじめ、リヤのL字型テールランプ、水平基調のインテリア、12.3インチワイドディスプレイの採用など、先にモデルチェンジを果たした「GS」が先鞭をつけた、新世代のレクサスデザインで仕立て直され、ファミリーの長として新生した、という印象だ。
走りについても、ドライバーズカーとしての完成度、洗練度を高めたというこのLS。パワートレインには大きな変更はなく、従来通り4.6リッターV型8気筒エンジンを搭載した「LS460」、5.0リッターV型8気筒エンジンに、ハイブリッドシステムを組み合わせた「LS 600h」での展開となるが、細部の小改良の結果、エンジンは出力、CO2排出量(=燃費)とも、わずかな向上を果たした。そして、ボディ、専用シャシーは、新技術の採用や、入念な仕上げによって、LSのポテンシャルをより高い次元で表現できるようになったとされる。
あらたにF SPORTが設定されたのも、走りを磨いたという、あたらしいLSのイメージを強調する。このF SPORT設定時は、スポーツ仕様のインテリアやスピンドルグリルの変更によって、LSはアグレッシブな雰囲気を強め、ローダウンエアサスペンション、LS460 F SPORTにトルセンLSD、LS600hにアクティブスタビライザーなどF SPORT専用装備を搭載する。
また、ミリ波レーダー、ステレオカメラ、近赤外線投光器により、歩行者にも対応する夜間検知性能と衝突回避を支援する「プリクラッシュセーフティシステム」、カメラにより先行車や対向車を検知し、そのエリアだけ遮光して他のエリアをハイビームで照射することで、前方車両を眩惑することなく自らの前方視界確保を支援する「AHS(アダプティブ ハイビーム システム)」、自車と並走する車両をレーダーで検知し、サイドミラーの死角に入るとインジケーターの点滅により注意を喚起し側方確認を支援する「BSM(ブラインド スポット モニター)」といった、先進的な安全装備も採用。
日本での販売価格は、LS460が830万円、LS600hが1,050万円。LS460 F SPORTは2WDのみに設定され980万円、LS600h F SPORTは1,230万円。version Lを設定した場合はプラス200万円だ。
定員 | エンジン | トランスミッション | 駆 動 | 価 格*(消費税込み) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
LS460 | ”version L” | 5人 | 1UR-FSE (V8・4.6L) |
8 Super ECT | 2WD(FR) | 10,300,000 |
AWD | 10,800,000 | |||||
“F SPORT” | 2WD(FR) | 9,800,000 | ||||
“version C・I package” | 2WD(FR) | 8,950,000 | ||||
AWD | 9,450,000 | |||||
“version C” | 2WD(FR) | 8,700,000 | ||||
AWD | 9,200,000 | |||||
2WD(FR) | 8,300,000 | |||||
AWD | 8,800,000 | |||||
LS460L | “EXECUTIVE package” | 5人 | 2WD(FR) | 12,600,000 | ||
AWD | 13,100,000 | |||||
4人 | 2WD(FR) | 12,600,000 | ||||
AWD | 13,100,000 | |||||
5人 | 2WD(FR) | 11,300,000 | ||||
AWD | 11,800,000 |
定員 | ハイブリッドシステム | 駆 動 | 価 格*(消費税込み) | ||
---|---|---|---|---|---|
LS600h | “version L” | 5人 | 2段変速式 リダクション機構付のTHS II |
AWD | 12,500,000 |
“F SPORT” | 12,300,000 | ||||
“version C・I package” | 11,150,000 | ||||
“version C” | 10,900,000 | ||||
10,500,000 | |||||
LS600hL | “EXECUTIVE package” | 5人 | 15,500,000 | ||
4人 | 15,500,000 | ||||
5人 | 13,700,000 |
2012年7月31日、現地時間でいう7月30日、アメリカはサンフランシスコにおいて、新しいLSが発表された。
もっとも目を惹くのは、もちろんレクサスの新ブランドアイコンともいえる、スピンドルグリルを獲得したこと。
もちろん、外装だけでなくインテリアも水平基調で現代風のスッキリとして高級感のあるものに一新。エンターテイメントや安全装備も最新式の電子デバイスを数多く備え、レクサスブランドのフラッグシップモデルたる装備を備えている。
さらなる注目は、専用のローダウンエアサスペンション、トルセンLSD、アクティブスタビライザーなどのスポーティな装備をほどこした“F SPORT”が設定されたことだ。ただの高級セダンだけではなく、レクサスの高級スポーツカー、LFAの流れを汲んだDNAを反映した、走りを極めた仕様となっている。
モデル構成は、従来同様に4.6L V8エンジンを搭載したLS 460と、5.0L V8エンジンにトヨタ自慢のハイブリッドを搭載したLS600h。さらに、それぞれ後席を重視したロングボディ版LS460LとLS600hLが設定される。
Press release
LEXUS、新型LSをワールドプレミア ― 世界最先端PCS*1、AHS*2、BSM*3等の先進技術を採用 ―
LEXUSは、7月31日(現地:7月30日)、米国サンフランシスコにおいて、マイナーチェンジした新型のLS460、LS460L、およびLS600hLの北米仕様車を公開した。 新型LSは、今回のマイナーチェンジで「熟成の極み」と「革新の融合」をキーワードとし、次世代LEXUSの方向性を確立すべく大幅な進化を遂げた。具体的には、モダンさと威厳を兼ね備えたデザインや、エモーショナルな走りをもたらす基本性能のほか、世界最先端の先進安全技術の採用により、LEXUSのフラッグシップにふさわしい正統派プレミアムセダンへと進化している。
車両概要は、以下の通り。
▽LEXUSフラッグシップにふさわしいデザイン
・フロントフェイスの象徴「スピンドルグリル*4」を採用し、力強く毅然とした表情に代表されるモダンさと威厳を兼ね備えたエクステリア
・水平基調のモダンデザインでエモーショナルかつ品格あるインストルメントパネルに、12.3インチのワイドディスプレイやリモ-トタッチの設定により、進化したドライビング空間を創出
▽走りの熟成と進化
・スポーティな走りを追求したLS460 F SPORTを新設定。ローダウンエアサスペンション、トルセン®LSD、アクティブスタビライザー*5などエモーショナルな走りをもたらすF SPORT専用装備を搭載。また、グリル&フロントバンパーや本革スポーツシートなどの専用内外装を採用
▽世界をリードする先進技術の採用
・ミリ波レーダー、ステレオカメラ、近赤外線投光器により、歩行者にも対応する夜間検知性能と衝突回避を可能とした、世界最先端の衝突回避支援型プリクラッシュセーフティシステム
・カメラにより先行車や対向車を検知し、そのエリアだけ遮光して他のエリアをハイビームで照射することで、前方車両を眩惑することなく自らの前方視界確保を支援する AHS*2
・自車と並走する車両をレーダーで検知し、サイドミラーの死角に入るとインジケーターの点滅により注意を喚起し側方確認を支援する BSM*3
なお、新型LSの日本での発売は、本年10月を予定している。
*1.PCS: Pre-Crash Safety System
*2.AHS: Adaptive Hi-beam System
*3.BSM: Blind Spot Monitor
*4.スピンドルグリル: LEXUSの独自性を継承した逆台形のアッパーグリルに、台形のロアグリルを組み合わせた スピンドル形状のグリル。空力・冷却などの性能向上を活かした造形とし、スタイリング上の特徴をさらに進化させた
*5.LS600h F SPORTに設定。LS460 F SPORTには設定なし
[LS460(北米仕様)主要諸元] (括弧内は460L)
全 長 | mm | 5,090(5,210) | |
全 幅 | mm | 1,875 | |
全 高 | mm | 1,465 | |
ホイールベース | mm | 2,970(3,090) | |
エンジン | 種類 | 4.6L V型8気筒ガソリン | |
最高出力 | kW[HP]/rpm | 288[386]/6,400 | |
最大トルク | N・m[lb・ft]/rpm | 498[367]/4,100 | |
トランスミッション | 8 Super ECT | ||
駆動方式 | 2WD(FR) |
[LS600hL(北米仕様)主要諸元]
全 長 | mm | 5,210 | |
全 幅 | mm | 1,875 | |
全 高 | mm | 1,480 | |
ホイールベース | mm | 3,090 | |
エンジン | 種類 | 5.0L V型8気筒ガソリン | |
最高出力 | kW[HP]/rpm | 290 [389]/6,400 | |
最大トルク | N・m[lb・ft]/rpm | 521 [385]/4,000 | |
モーター | 最高出力 | kW[HP] | 165 [221] |
最大トルク | N・m[lb・ft] | 300 [221] | |
システム | 最高出力 | kW[HP] | 327 [438] |
トランスミッション | 電気式無段変速機 | ||
駆動方式 | AWD(4輪駆動) |