Exterior Design -Front-
次世代レクサスのアイデンティティを鮮烈に主張する、エクステリアデザインを実現しました。
レクサス独自のデザインフィロソフィであるL-finesse(先鋭─精妙の美)*をさらにシンプルにダイナミックに進化させ、セダンらしく高度に洗練された独自の存在感を創出。
特に、絶対的な個性を主張するフロントフェイスにより、レクサスの明確なブランドアイデンティティの確立を図りました。
*L-finesse(エル・フィネス):Leading-Edge(先鋭)とFinesse(精妙)を組み合わせたレクサスのデザインフィロソフィ。
技術の進歩が表現された「先鋭さ」と、日本人の感受性を生かした「精妙さ」を両立させたデザインを目指す考え方。
力強い個性を放つスピンドルグリル
新型GSのエクステリアデザインは、特にフロントフェイスに力を注いで開発。直感的に伝わる強い存在感を目指し、歴代レクサスの独自性を継承した逆台形のアッパーグリルとハの字に開いたアンダーグリルを組み合わせて一体化し、より強調することで「スピンドルグリル」を構築しました。空気を取り込むアンダーグリル部は、フロントタイヤのブレーキ冷却ダクトへとつながり、その空気の流れをスムーズにすることで、優れたブレーキ冷却性能を確保するなど、機能を追求した結果、生まれたカタチです。
この新しいデザインアイコンである「スピンドルグリル」は、レクサスの明確なアイデンティティとして、今後のレクサスブランドに展開していきます。
LS、IS F、CTへと継承・進化させてきたフロントグリル形状をいっそう進化させ、アッパーグリルとロアグリルを一体化させたスピンドルグリルへと昇華。さらに、グリルとフロントまわりの造形を立体的に調和させることで、大胆かつエレガントな独自のアイデンティティを構成しています。
走りを予感させる、踏ん張り感のあるデザイン
新型GSでは、クルマを正面または後方から見た際の「踏ん張り感」にも徹底してこだわりました。従来型に比べてフロント+40mm、リヤ+50mmのワイドトレッド化に加え、フロントではバンパーのコーナーをハの字に拡げ、踏ん張り感を表現。リヤではタイヤの見える面を増やすことで、ワイドトレッドをいっそう強調しています。止まっていても走りを予感させるような、4つのタイヤの存在感が際立つスタンスを実現しました。
〈フロントビュー〉
ハの字に拡がるバンパーコーナー、張り出したホイールフレアで、しっかりと地面をグリップする踏ん張り感を表現。さらに、バンパーサイドの造形でフロントオーバーハングの短さを強調し、軽快さ、俊敏さを表現しています。
〈リヤビュー〉
リヤフェンダー後方を絞り込んで空力性能を高めている一方、外側へ張り出したリヤホイールフレアで踏ん張り感を表現。加えて、ホイールフレアアーチのラインを下に向かって内側に切り込むことでタイヤの見え代を増やし、ワイドトレッドを強調しています。リヤコンビネーションランプは、LED光源を採用して斬新な光り方を演出。レクサスアイデンティティであるL字型グラフィックをさらに強調し、リヤエンドでの独自性を表現しました。
スピンドルがそろってきた今となっては、ちょっと古い?