Safety -System-
最先端システムによる予防安全に加え、衝突安全ボディをはじめとする高度な衝突安全性能により、万一の際の被害軽減を図りました。
客室空間を確保する衝突安全ボディ
客室空間の確保を目指して、キャビンはより強固に、衝撃を吸収するところはより柔軟な構造を追求。骨格そのものをゼロから見直し、骨格部材の随所に高張力鋼板を使用しました。さらに、高張力鋼板よりも高強度で軽量化も両立しているホットプレス材を、レクサスで初めてセンターピラーやルーフサイドレールに採用。側面からの衝突に対して優れた安全性を確保しました。フロアメンバー、ドア、ピラーなどで荷重を分散させる衝撃吸収構造により、全方位からの衝突に対して、乗員保護性能を高めており、全世界の衝突安全の厳しいレーティングに対し、トップランクの実力を備えています。
歩行者保護にも配慮した衝撃吸収ボディ
重量や車高の異なる車両同士が衝突した場合に、お互いの車両を共存させようとするコンパティビリティを追求したボディ構造を採用しました。
さらに、エンジンフードやフェンダー、カウル、バンパー周辺部などを衝撃吸収構造とし、歩行者の頭部や脚部への衝撃の緩和も図っています。
最大10個のSRS*エアバッグシステム
衝突安全ボディと合わせて、乗員の保護効果をより高めるために最大10個のSRSエアバッグを装備しました。前方からの衝撃力に応じて最適な速度で展開するデュアルステージSRSエアバッグ、さらに下肢を受け止めて身体全体の保護効果を高めるニーエアバッグを前席に設定。助手席側はグラブドア内に配置し、エアバッグの効力を最適化するとともに助手席足元スペースのゆとりを確保しています。測方衝突に対しては、SRSサイドエアバッグ(前後席)、SRSカーテンシールドエアバッグ(前後席)が作動します。
*SRS:Supplemental Restraint System(乗員保護補助装置)
A 運転席デュアルステージSRSエアバッグ
B 運転席SRSニーエアバッグ
C 助手席デュアルステージSRSエアバッグ
D 助手席SRSニーエアバッグ
E 運転席SRSサイドエアバッグ
F 助手席SRSサイドエアバッグ
G 前後席SRSカーテンシールドエアバッグ(右)
H 前後席SRSカーテンシールドエアバッグ(左)
I 後席SRSサイドエアバッグ(右)
J 後席SRSサイドエアバッグ(左)